同学会会長あいさつ
佐藤 晴彦(修2C)
昨年三月まで、神戸外大中国学科で教鞭を執っていました佐藤晴彦です。 この度、山川先生の後を受け、同学会の会長に就任致しましたので、一言、ご挨拶致します。
大学を卒業した後、母校との関わりは、さまざまな形があると思います。 クラスの仲間が集うクラス会とか、クラブ、サークルでともに汗を流し、ともに競い合った仲間同士が集う「〇〇部の会」であるとか、あるいは大学全体の同窓会である楠ヶ丘会の活動に参加するとか、いろいろな形態が考えられます。
そんな中で、「同学会」というのは、「中国学科の卒業生」というくくりでできあがった組織です。 卒業生の一人一人が、どの段階の「会」に参加しやすいかというのは、自分の在学時代の親疎感が大きく影響するでしょう。 一般的に最も親しさを感じるのは、おそらくクラス会ではないかと思います。 何しろ四年間ともに学んできた仲間ですから。
そういう点から考えますと、学科でひとまとまりになるというのは、クラスというレベルと比較すれば、親近感がやや落ちるかも知れません。 しかし、わが神戸外大中国学科は早朝の発音特訓という伝統があり、先輩、後輩の交流が密であるという特色があります。 こうした先輩、後輩の交流が、クラブ、サークルにおける先輩、後輩の交流とあいまって、中国学科というくくりで集うことができれば、卒業後の母校とのつながりがより一層充実したものになるのではないでしょうか。 同学会をそういう場にしていきたいと思っています。