会長あいさつ



会長 野村 和宏


このたび岡本崇男前会長の後を引き継ぎまして、神戸市外国語大学同窓会「楠ヶ丘会」の第9代会長に就任いたしました野村和宏です。

1974年に英米学科に入学し、1978年には大学院英語学専攻に進学、1980年に修了、複数の大学での勤務を経て、2004年度に大学院に英語教育学専攻が新たに創設されたのを機に外大に教員として戻りました。 そしてちょうどコロナで社会が大きく混乱した2020年度末に神戸外大を定年退職しました。 2021年に発行された同窓会誌『楠ヶ丘』第60号には「外大と共に、英語と共に50年」というエッセーを寄稿させていただきました。 同窓会の常任理事は2004年以来継続してきましたが、この度、会長という責任のある立場をお引き受けすることになり、身の引き締まる思いです。 経験豊かな同窓会役員の皆さまと協力し、大学執行部とも連携し、また同窓生の皆さまのご理解やお力添えもいただきながら、これまでの同窓会活動を継続し、さらに発展させていきたいと考えております。

同窓会は数年前に久しぶりに紙版の名簿を発行しました。 これまで2万人を超える卒業生は、メーカー、貿易・商事、金融・保険・証券、運輸・倉庫、旅行・サービス、報道・出版・情報・通信、公務員・政府機関といった多様な分野で活躍しています。 ページをめくっていくと活躍する同窓生の様子が手に取るように伝わってきます。 外大の優れた語学教育の成果を発揮して、研究者として大学で教えている教員や、中高の教壇に立って日本の英語教育に大きな貢献をしている教員が多いことも外大の特徴です。 こうした卒業生のつながりを大きな力にしていくために各支部の支部大会や年に一回の総会は大きな意味をもちます。 また若手卒業生のビジネスネットワークを強化する取組みも進めています。

2026年には創立80周年を迎えます。1986年に学園都市に移転してから40年となり、学園キャンパスで学生時代を過ごした卒業生も多くなっています。 長年続いている伝統の語劇祭や弁論大会での優秀な成績、新たに始まった模擬国連世界大会の実施などは、他大学には真似のできない外大ならではのものといえます。 さらに2021年には学部に語学文学、国際法政、経済経営、多文化共生、リベラルアーツの5コースを設置し、2023年には神戸市立工業高等専門学校と同一法人下での一体運営を開始するなど、母校も新たな進化の歩みを進めています。 これからも引き続き、母校の発展と後輩たちの活躍を願いつつ、同窓生の絆も深め、外大で学んだこと、外大を卒業したことを誇りにしていきたいと考えています。 同窓生の皆さまにも引き続きのご支援、何とぞよろしくお願いいたします。

被爆アオギリ2世の成長

2024年6月5日

被爆アオギリ2世について



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会誌「楠ヶ丘」







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