広島支部プロ野球観戦会
「楠ヶ丘会」広島支部は5月28日夜、広島市南区のマツダスタジアムで、プロ野球広島東洋カープ対オリックスバファローズの試合観戦会を開き、神戸市から遠路、駆け付けた永井信之・楠ヶ丘会事務局長をはじめ会員12人とその家族・親族計26人が観戦した。
会場は、中2階一塁側パーティーフロアのうち1区画。2歳から79歳までの参加者のほぼ全員がカープファン。 一回裏、カープが末包昇大外野手の右前2点適時打で先制すると、カープのユニホームを着た広島支部会員らは応援用カンフーバットをたたいて大喜び。 先発の床田寛樹投手が、四回表、頓宮裕真内野手の犠飛による1点に抑え、続く島内颯太郎、栗林良吏の投手リレーで追加点を許さず、接戦を制する展開に大歓声を上げていた。
会場では、明太パスタ、ハンバーグ、ガーリックライス、ビール、ウーロン茶、オレンジジュースなども出され、参加者は飲食を楽しみ、ほどよい高さからグラウンドを見下ろす景色など団体専用スペースの特別感を堪能し、会員や家族が打ち解けて話をするなど交流を深めた。 この日、強風が吹き、寒い気候で2時間36分と短いゲームだったが、観戦者にとっては熱い夜となった。
夫、娘と一緒に来た2011年卒の岡山麻里奈さん(学60P)は「貴重な経験でうれしかった。卒業してから同じ大学出身者と会ういいチャンスになった」と満足そう。 24年春、巣立ったばかりの多賀穂乃花さん(学73H)は母親を伴って来場し「同窓生の各家族が集まり、温かい雰囲気だった。パーティーフロアは見やすく良い場所。来年もぜひ開いてほしい」と期待していた。
観戦会は昨年11月の広島支部総会で、総会以外に若い人も参加しやすいイベントを企画してほしいとの意見が出て、初めて開いた。 神戸にゆかりのある昨年のパ・リーグ覇者とのゲームで、4月半ばから本格的に観戦者を募集。平日夜だったためか、応募は低迷。 料金不要の3歳未満を除き定員25人に達したのが開催の4日前だった。 しかし幅広い年齢層がカープの勝利に興奮し盛り上がった。来年以降、土・日曜、祝日の開催を検討したい。
(楠ヶ丘会広島支部事務局長 土井 洋之)
カープが勝って喜ぶ同窓会員ら(5月28日夜、マツダスタジアムパーティーフロアで)
ビールや食事を楽しむ同窓会員と家族たち
カープに声援を送る広島支部会員と家族ら