広島支部

2024年神戸外大同窓会「楠ヶ丘会」広島支部総会報告


楠ヶ丘会広島支部総会は、2024年10月20日、広島市中区堀川町のバッケンモーツアルト中央通り店2階で、支部会員12人と来賓3人の計15人が参加して開かれた。

23年11月13日、死去した支部会員の本多正登さん(学23H)と同月27日に死去した転法輪肇・前支部長(学16EC)をしのんで黙とうした。 菅川幹人支部長(学24C)は、支部は46年の歴史があるが、活動参加者が固定化し高齢化が進んだため、新たにスポーツ観戦会を実施。 24年5月28日の広島カープ対オリックス戦の野球観戦会に家族、親族を含め26人が、7月5日のサンフレッチェ広島対ヴィッセル神戸戦のサッカー観戦会には34人が集まったことを説明。 「若い人に参加してもらえる会にしたい」と挨拶した。

土井洋之事務局長(学26C)が23年11月11日の総会以降の活動を報告。 菅川支部長(会計兼任)と転法輪由美監事(学17EC)が会計・監査報告を行い、若い人が集まりやすく家族ぐるみで楽しめる野球観戦会を企画し、次回総会日程を25年10月18日(土)とする24〜25年活動方針案を提案。 理事に転法輪監事と清水考子監事(学17EC)を、会計担当理事に湯藤慶子理事(学45H)を、監事に佐々木由美さん(学37P)と淀屋廣紀理事(学64E)をそれぞれ充てる役員人事案も提案。 各報告、議案は拍手で承認された。

懇親会に移り、田中悟神戸外大学長が祝辞。外大がホスト校になって22年秋に開いた模擬国連の広島文化視察に協力した広島支部に謝意を表明し、「人口減で将来の18歳市場も縮み、厳しい環境で大学を運営することになる。卒業生の知見や協力が必要」と述べた。 中野貞弘楠ヶ丘会副会長(学21C)は日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞に触れ、「広島支部が大学内に寄贈した被爆アオギリ2世は成長している。平和賞おめでとう」と述べた。 浅井祐二外大キャリアサポートセンター所長は「外大生を採用したい企業があれば、人事担当者を紹介してほしい」と支援を求めた。

タイ料理と和食の組み合わせという食事や酒・飲み物を楽しみながら、出席者は近況を報告し合った。 4年前に新聞社を退職した70歳間近の男性は「現在、公民館の日本語教室でボランティアとして外国人に日本語を教えたり、古巣新聞社のシニア会員組織の広島交流会の顧問としてイベントの世話をしたりしている」と述べた。

80歳間近の女性は「引きこもりにならないようジムに通い、ストレッチや自転車こぎをしながら、口のストレッチにも励んでいる」と笑わせた。

22年卒業の女性は「就職1社目を退職。現在、図書館で働いている。先輩がどんな仕事をしているのか、聞きたい」と他の卒業生の経験に興味を示した。

卒業後31年で、模擬国連広島文化視察の外国人案内に協力したが、総会初参加の女性はパート勤務をしているとし、「夫は外大同級生」と珍しい同窓生夫婦であることを明かした。

もうすぐ卒業半世紀を迎える元テレビ局勤務の男性は、ジム通い、ラジオ体操、ウオーキングで健康を維持。 総会参加の支部会員が男性3人に対して女性が9人もいる点に触れ、「女性に支部が乗っ取られないように男性はよろしく」と自虐的に話した。

総会会場を運営する洋菓子メーカー勤務の女性は、広島平和公園内の広島国際会議場に自社店舗があり、外国人らに好評とPRし「広島観光を発展させたい」と意欲を示した。

30年ぶり2回目の参加という女性は「今、県の外郭団体に勤めている。今日はなかなか会えない人に会えると思ってやって来た」と出会いを楽しみにしていると口にした。

80歳代目前ながら英語通訳案内士として活躍する女性は「日本被団協のノーベル平和賞のニュースはクルーズ船客を相手にしている時に聞いた。広島のことを知らせたいので、もっと頑張りたい」とさらなる努力を誓った。

大学を出て21年で、昨年に続いて出席2回目の女性は、卒業時が就職氷河期だったと振り返り、社会人採用で2021年に県庁に入り、今は県教委で働いていると報告。 「仲間に会って外大生だったという誇りを感じる」と喜んでいた。

外国ワイン輸入に携わる尾道市の女性は、前回支部総会で知り合った同市内の銭湯経営者を訪ねて交流を続けていると言い、「こうした縁を深めたい」と絆の大切さを強調した。

昨年に続いて出席した卒業後9年の男性は、外大の模擬国連活動に関わったり留学したりした学生時代の思い出を披露。 支部イベントの野球、サッカー観戦会に参加したと述べ「子どもも楽しんでいた。来年も参加したい」と語った。

卒業して28年になる女性は17年前に広島へ戻り、会計事務所の労務部門で働いていると説明し「数か月前、同期生であるイスパニア学科の成田瑞穂教授が遊びに来た」と卒業生同士の付き合いがあることを披露した。

閉会後、一部役員で次回総会を25年10月18日(土)、同じ会場である広島市中区堀川町のバッケンモーツアルト中央通り店で開催することを決めた。

(楠ヶ丘会広島支部事務局長 土井 洋之)



田中学長(前列中央)ら楠ヶ丘会広島支部総会に参加した皆さん
(2024年10月19日、バッケンモーツアルト中央通り店で)


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