東海支部

2024年 東海支部報告


支部長 近藤 馨(学24EA)

1)令和6年度同窓会


開催日:令和6年6月29日(土)12時より

場 所:名鉄グランドホテル18階 中華レストラン「涵梅舫」

来 賓:藤井 英映氏 楠ヶ丘会副会長

            田中 悟氏 神戸外大学長

            植井 勝也氏 神戸外大総務担当係長

特別参加:島津 政子氏 滋賀県栗東市より

               加藤 規子氏 千葉県富津市より

               岩田 慶子氏 兵庫県神戸市より

出 席 者:東海支部会員 18名

講 演:岩田 慶子氏(学50E・神戸市立星陵台中学校勤務)「インドネシアと学校交流〜現地訪問からオンライン授業へ〜」


概 要:

コロナ禍を乗り越え、通常開催に舵を切って今年は3回目を迎えた。 その間大きな混乱もなく、むしろいち早い再開を望む声が届いたり、再会を喜び合う大学の同窓会というのは、正直あまり耳にしたことがない。 企画する側としては、毎年この上もない醍醐味を味わわせて頂いている。 単科大学だからこその、総合大学にない卒業生お一人ひとりの結び付きの強さを感じる瞬間だ。

今年も、例年通り東海支部だけに留まらず、関東・関西から多くの参加を頂いた。 講演者も、楠ケ丘会本部の常任理事をされている岩田慶子氏に神戸より来て頂いた。 神戸市の中学校教員として、国際交流に尽力されている。大学卒業後、一旦は民間企業に就職されるも、在学中オーストラリア留学で得た経験を活かすべく教員への道を志す。 ちょうど「就職氷河期」と言われた時代で、なかなかご苦労をされたようだが、すでに18年目のベテラン教員だ。

21世紀もすでに四半世紀を迎え、グローバル化が当たり前になってきている。 コミュニケーション能力の重要性、アクティブ・ラーニングを旗印に、小学校での英語教育の充実化などが叫ばれて久しい。 加えてオンライン授業も当たり前になってきている。

そんな中で今、時代の最先端を行く具体例が今回のご講演の趣旨だ。 昨年末から今年にかけて、インドネシアの高校及び中学を訪問した岩田氏によって、現地中学と氏の勤務校とのオンライン授業による交流が始まった。 開口一番、プロジェクターを通して映し出された実際の授業風景では、元気の良い挨拶が交わされていた。 最初は、互いの国の文化・言語・宗教等の違いから、日常生活における食文化や伝統行事など、話題が尽きることはないという。

インドネシアは、言うまでもなく、赤道直下に位置する世界最大の島嶼国家だ。 主要5島に中規模な群島を含め、17,000以上の島々から成り立つ。 交流校は、首都ジャカルタのあるジャワ島東部のマラン市にある。 ジャワ島は、ユネスコ世界遺産に登録されている仏教寺院遺跡「ボロブドゥール」で知られている。

ご講演後出席者からの質問の嵐に、軽快に受け応えられていた氏の関西弁が懐かしかった。 時折インドネシア語を交える応答ぶりに、氏の人柄が現れていた。 何より、インドネシアの学校訪問の折、和服姿に身を包んだ氏の意気込みは印象的だった。 貴重な体験談、心より感謝致します。 この場を借りて改めてお礼申し上げます。「テレマカシ=Thank you」。

そう言えば、学生時代にインドネシア語の授業を受けたことを思い出した。 確か大阪外大から出向されていたご年配の先生だった。 オランウータンがインドネシア語だということしか覚えていない、情けない学生でした!  言うまでもなく、単位は頂きませんでした。


2)令和7年度同窓会開催予定


開 催 日:令和7年6月28日(土)

場  所:名鉄グランドホテル18階 中華レストラン『涵梅舫』

講   演:未定


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