図書館から学術情報センターへ:新しき行手を想う
冨尾 圭子 (学28H)
1980年より母校図書館に勤務し、気がつけば30年近い歳月が経過してしまいました。
1986年神戸研究学園都市キャンパスへの新築移転、1995年神戸市図書館情報ネットワークシステムによる電算化、2007年外大独法化に伴う名称変更(永年親しんできた図書館が学術情報センターに変わりました!)と大きな山を越えて今日に至りました。
1987年国際関係学科、1991年大学院修士課程に国際関係学及び日本語日本文化専攻(後年日本アジア言語文化専攻に名称変更)、1996年大学院博士課程文化交流専攻、2004年大学院修士課程に英語教育学専攻と学部・大学院の発展拡充による学生数の増加で、 図書館閲覧室の座席数不足は試験期に顕著でした。
図書館閲覧室増築のための募金活動を2007年10月〜2008年11月まで楠ヶ丘会で展開していただきました。 多くの同窓生の皆様のご厚志により多額のご寄付をいただきました。
皆様のご支援が増築実現への大きな推進力となりました。
心から感謝申し上げます。
2階建ての箇所が増築部分
今年4月、増築された第二閲覧室の供用が開始されました。
増築2階部分
懸案の閲覧席不足が解消され、別棟で運営していた視聴覚ライブラリー機能も統合されました。
増築1階部分
従来の図書や雑誌等の印刷資料やインターネットによるデータベース、電子ジャーナルに加えて、ビデオ・CD・DVD・LD・CS外国語放送といった視聴覚資料が加わり、名実ともに図書館から学術情報センターへ脱皮することができたように思います。
卒業生の皆様は、学術情報センターの利用が可能です。
変化する国際社会で活躍できる人材の育成に貢献できるように微力ながら、努めてまいりたいと思います。 今後とも母校外大へのご支援を賜りますようお願い申し上げます。